1200sex1704080170
-17-
しばらくぐったりしていた紗世が目を開けます。下半身を剥き出したまま、勉強机とベッドの間に寝そべっている紗世。洋一は、終わってしまって、すきんの処理をして、真理の腰の横にあぐら座りです。
「おわっちゃった、終わっちゃったのね、そうだよねぇ」
大学のオーケストラで、バイオリンを弾いている二十歳の紗世です。性急な洋一につられてアクメに昇っていったけど、なにか物足りない気持ちです。紗世は、からだを起こして、脱いでしまったショーツを穿きます。
「コーヒーいれましょうか、せんぱい、シュークリーム買ってきたから」
男子学生のワンルームです。電気で沸かすポットにお水をいれて、一分ほどで沸きます。コーヒーはネスカフェのインスタント。カップは二つ揃いでこの前に買いました。
「だから、紗世、ピッチカートの時の指だけどさぁ」
洋一は、紗世がバイオリンの弦を指で撥ねるときの撥ね方が、べっちゃりしているから、ピンピンの音にならないんだ、というのです。
「それが、なかなか、思うようにならないのよ」
「おれなら、撥ね慣れているよな、紗世の、ちくびを、さあ」
カップにコーヒーの粉を入れて、ポットからお湯を注ぐと湯気が立って、ほんのりとコーヒーの香りが漂います。ローソンで買ってきたシュークリームをお皿において、小さなちゃぶ台に向き合って座ります。
「大牧がさぁ、カメラを買ったからって、いって、おれに教えろというんだよ」
「へぇええ、先輩、カメラ、上手だもんね、教えてあげたらいいね」
「キャノンの、いいやつ買ってさぁ、美女撮影だって、張り切ってるよ」
「大牧さんが、美女撮影ですって、どんなんするんやろ」
コーヒーにはミルクも砂糖もいれなくて飲むけれど、シュークリームが甘いです。休憩して、まったりする間もなく、洋一は、紗世を抱きにきます。
「うううん、いいだろ、紗世、こっち、こいよ」
向き合っている紗世を、横にくるようにいう洋一。動くといっても30㎝ほど、からだを横に動かすだけ。ベッドを背凭れにして、紗世が洋一の横にくると、目の前の姿見鏡に、二人が映ります。紗世が、鏡の中をみて、洋一の顔がこっち向いているので、鏡の中で目線があって、ドキドキしてきます。
「ああっ、せんぱいぃ、あああん」
「ああ、いい匂いだ、紗世の髪の毛、柔らかい匂いだ」
洋一が右、紗世が左にすわります。洋一の左腕が紗世の背中にまわります。紗世は右腕が洋一の背中です。
「はぁあ、赤ちゃん用のシャンプとリンスよ」
「そうなの、ううっ、紗世、ふぅううっ」
洋一が紗世にキッスを求めてきます。紗世は目をつむり、顔をこころもち上向かせ、唇をさしだします。洋一の唇が、紗世の唇にかさねられます。